サイトマップはお客様とワークショップで!

運営堂の森野さんに来ていただいて、当社の営業向けのWEB学習会を開きました。
実はこれが二回目。
営業と言っても、WEBの営業ではなく、印刷営業がメインの人達が対象です。
「WEBにどう関わればいいのか、よくわからない」という声が多く、WEBの話になると、営業が及び腰になったり、制作部門に丸投げ状態になってしまうという問題がありました。
そのことで、お客様へ継続的な働きかけが出来ずに、リニューアルと同時に他社に移ってしまうということもありました。

「納品したら終わり」の意識が根強い印刷会社で、どうやって、お客様との継続的な関係をつくり、事業や運動の発展に寄与できるのか、WEBはそれが試される課題です。

一回目は印刷とWEBの根本的な違い=印刷は製造業、WEBはコンサル業という点を中心に話をしていただき、二回目はもう少し具体的に、どう関わっていくのかの話をしていただきました。

網羅的なレポートをするつもりはないので、WEBディレクターとして、ここを学んだという点に絞って書きたいと思います。

WEBを制作するうえで、要になるのはサイトの目的や役割を明らかにして、それを実現するためのコンテンツや機能を検討する「企画・設計」の段階が重要だと思います。
ここがしっかりしていると、後々の実装作業での修正や出戻りも少なくなりますし、サイトの運用方針や効果検証においても基準が明らかとなりスムーズに行きます。まさに「段取り八分」です。

WEBディレクターにとっては、まさに腕の見せ所であって、ヒアリングをした後は腕まくりしてサイトマップを考えたりするものです。
しかし、サイトマップというのは、ある程度のルールに従ってルーチン的に作れるものでもありません。お客様から出た要望は、すべて実現可能とは限りませんから、実現可能かどうか、実現するにはどんな手立てが必要かとか、競合他社はどんな感じなのかとか、それはそれはいろいろ調べて考えての末のサイトマップなわけですよ(本当に?)。

で、あれこれ考えた挙句にサイトマップや各種ドキュメントを作成し、お客様に見せるわけです「こんな風に考えたんですがいかがでしょう」と。

この流れのどこかに問題が?

いえ、別に間違ったことはしてません。少なくともうちの会社では、こんな風に進めることが多いです。

ですが、積極的な議論になる場合もありますが、多くの場合は、若干の意見はいただきますが、概ねそのまま通ってしまうことが多いです。うちの提案が「完璧」だからそうなったのならいいんですが、どうもそういうことではなく、お客様の方はディレクターが考えたほどは考えたり調べたりしていないので、考えたり調べたりしてくれたディレクターの意見を「ふんふん、なるほど、いいんじゃない?」って聞いてしまうことが多いような気がします。

そんな中、森野さんに教えていただいたのは、サイトの対象や目的から見て、どんなコンテンツや機能がいるのかを一緒に考えるワークショップを開催するという手法です。

ブレストとして、否定的な意見はナシという前提で、できればお客様の担当者だけでなく、現場の人にも参加してもらって、自由に意見を出してもらいます。
それをポストイットでもいいし、マインドマップソフトに入力しながら投影し共有します。
今日の学習会では、実際に当社のお客様である、宅配パン屋さんのサイトを例に受講者全員でアイディアを出し合いました。
20人近くいましたから、たくさんの意見が出ました。
マインドマップソフトに入力したあと、近いものをまとめてカテゴライズします。
学習会では、最後まではやりきっていませんが、本来はそれをベースに、理想的なサイトマップを作り、そこから当面は実現が難しいものを省き、検索キーワードをどう設定するかなどを考慮してコンテンツの重みづけなどをして、実際のサイトマップに仕上げるんだそうです。
サイトマップのブラッシュアップは、お客様とある程度は行っても、最終的にはディレクターがまとめて、改めてご提案することになるんだと思います。

これのいいところは、お客様に考えてもらう機会を与えることで、削ったコンテンツや機能も含めて、なにを目指しているのかが共有できますので、その後の進行や公開後の運営や検証の視点が定まり易いということもあるでしょう。

もうひとついいことは、サイトの企画設計という作業は、手間もかかるし、知恵を使うものだとお客様に知っていただく事ができます。
今でも、企画設計費というのはいただいていますが、そんなに高くありません。実際に行ったこととの関係では、赤字になっていることが殆どです。
お客様は、目に見えないことにお金を払うことは躊躇されます。特に名古屋地域は、この傾向が強いように思います。
先回りして、サイトマップを作って持って行っても「この紙一枚に何万も払うの?」と思われがちです。なので今までは、不満のでないような金額にしてあったのですが、ワークショップをすることで、企画設計工程が「見える化」され、必要な費用を請求しやすくなるという効能もあるように思います。

企画設計がしっかりしていれば、後行程もスムーズになりますし、全体の採算性も向上すると思います。

ちょっと面倒くさいという面もありますし、自由に出された意見を、出した人の気分を害さないように扱わないといけないなど、増える苦労もあるとは思いますが、メリットの方が遥かに大きいと思いました。

これからうちの会社でも、サイト設計ワークショップをお客様とやることを標準のワークフローにしてやっていこうと思いました。

今ごろ、こんなこと言っていては遅いですか?

カテゴリー: WEB

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